…12月の西安…
3名が本社へ
昨年9月に入社した社員5名のうちの3名が、本社転属で岡山へやって来る。岡山空港へ出迎えに行ったが、気持ちは教え子たちに会うのを楽しみにしている老先生といったところだ。
ニコニコ顔で到着口から現われた。白いシャツにスーツが似合っている。入国審査、税関検査、いずれでも質問されることなく通過したとのこと。これは、西安で行った社会人教育の成果だ。
翌日は、ビジネス用品の買い出しに付き合った。スーツ、シャツ、ネクタイ、コート、バッグ、昼食休憩を挟んで午後はシューズ。西安ではビジネス用品が乏しく、彼らは目を輝かせながら品選びをしていた。西安で骨董品選びをしている私の様子はこれと同じかもしれない。買物は続くが、後のことは海外事業部長に任せて帰宅た。お昼寝の時間だ。
西安で年越し
西安の年末年始の休暇は元旦の1日だけ。これまでは、10月から土曜日出勤を始めて、その振替えを年末年始の休暇にプラスして代休を取ってきた。だが、今年はそれができない。受注作業の納期が早まり、12月からは残業体制だ。
社員激励のため、12月23日に西安へ移動した。西安で年越しするで、日本の正月品を少しだけ持って行くことにした。だが、あれもこれもになり、大型スーツケース3個にまで膨れてしまった。
到着の翌日は日曜日でクリスマスイブ。祝うわけではないが、賑やかさに誘われて街へ出かけた。青島ビールでメリー・クリスマス。
2017年の終わりに思うこと
2017年の年頭に考えたのは、「今年一年を休まず走り続ける。」だった。振り返ってみると、新入社員たちに日本文化の詰め込み教育を行って月,4月,6月に彼らを日本へ送り出した。6月からは猛暑のなか新事務所の設備工事を始め、8月には事務所移転という大仕事をやった。今年一年を休まず走り続けたと思う。
そのご褒美であろう、体重が5kgも減って健康状態がすこぶる良い。医師から、「元気老人が来たね。」と声を掛けられる。私は思う、老人が健康を願うなら仕事に精を出すことだ。
先日広島へ出張した際、一歳年上の社長と10年振りに会うことができた。その方には、2003年9月に大連ソフトウエアパークへ連れていってもらった。その時の大連訪問が西安子会社開設のきっかけになったのだから大恩人だ。その方が、「あと10年仕事を続けるよ。」と明るく語った。計算すると83歳にもなる。自信はないが、その言葉でやれるとこまでやってみるかという気持ちが湧いてきた。元気な人からは元気がもらえるものだ。私も、人に元気を与えられる人間になりたいと思う。
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